理由付けを辞める理由とは?-説得を辞めるために

説得を辞めるために理由付けを辞める理由とは?


由には強力な力がある。だからこそしっかりと丁寧に使用していきたい。

説得を辞める

「分かってほしい」という社会的欲求が生じる。これは社会性があれば当然だといえるだろう。
製品やサービスを売りたい登録して欲しいなど、相手に行動を促したい場合はなおさらだといえる。

とはいえそこにはリアクタンスが生まれる。
これは例えば「勉強しなさい」と言われれば、そうしようと思っていたとしても、自分の利益になると分かっていても反発したくなる心理だ。

つまり自分の意志という自由が侵害される恐怖が生じるのだ。

「◯◯すればするほど、◯◯の目的から遠ざかっていく」という法則のように、「売ろうとすればするほど、説得をしようとすればするほど、逆の効果が生じてしまう」ということになる。

これを避けるためには相手の意志を尊重することを常に忘れないようにする必要がある。
とはいえ、もし例外があるとすればどんな状況の時になるのだろうか?

説得を辞めて相手の意思を尊重する

もし相手が自殺しそうな状況の場合や人質を持った事件が発生した場合など、交渉の必要があり説得しなければならない。このような状況も含め、説得とは基本的には説得する方の望みを達成する手段となる。といっても説得をすればするほど、相手は反発したくなる。だとしてもこの場合「自殺をしなさい」といえるはずもない。まずは相手のメリットをとく必要が出てくるだろう。そのためには相手の気持ちを理解する努力が必要となる。自殺を選ぶ理由が楽になりたいからだとすれば、どんなに苦しい想いをしてきたのか?

相手への理解。全てはそこからはじまる。

理由「なので」に動かされる理由

このような根拠でこうなりました。根拠があるかどうかが生き残るためには必要だという本能を動かせるので、説得力を高められる。それは先ほどの例えのように自殺をする場合も働くほどの強い本能だといえるだろう。

そう、例え「理由なんてないさ、そうしたいだけさ」とニヒルさを気取って言ってみたとしても、本能的理由も含め理由がなければ人は行動できない。理由もなく行動できるなら「この崖から飛び降りると気持ちいいだろう」という感覚だけで行動することになり、既に死んでいる可能性が高いからだ。※それすらも理由になりかねないが、実際にはもっと強い理由(生きたいという生存本能的理由)があるが故に飛び降りることはない

この事は理由が実際にある、ないに関わらずあるように見せかけるだけで効果がある。

これは原因結果の法則にも則っているようにみえる。ただ結果のみを示すよりそこに至った経緯という流れが重要だと本能的に理解しているから効果が高くなる。

とはいえ、この”理由”とははこじつけ含め、あってないようなもの。いくらでも生成できる。

この理由の力をつかい、相手を動かそうとする手法が横行しているのも納得できる。簡単で効果が高いからこそ使用してしまう。

ここではあえて、慎重に使用して行動を促すよう挑戦したい。
ではもし使うとしたら、どんな時になるのだろうか?

理由を使っていいたった1つの理由

理由に自分なりのルールを定める。

これは人によって様々だと思う。
例えば「相手のためになる時だけ理由の力を使う」ということも1つのルールだといえるのかもしれない。だとしても相手に常に選択権をもたせるべきではないだろうか。

相手から自然に選択権を奪うまたはなくすことで誘導するという方法もある。これは相手を尊重していないことにつながる可能性は否めない。

ともあれ強力な故に慎重に使用していく必要がある。

理由の威力

最後に理由の力に振り回されないよう、理由の力に少しだけ触れて締めくくりたい。

もちろん理由の力自体に正しい悪いもない。ただ威力が強いが故にはるか昔から使われてきた力となる。

理由の力を借りると、ただの紙切れに文字が書いてあるだけでも、そこに何もなくても、様々な理由が追加されその集合体になっていくことで、自分の命よりも重くなり、命をかけても守りたくなる衝動を起こすことも可能だ。

とはいっても、それはあくまでも「自分にとっての理由であったら」という前提が必要となる。

そうでなければいくら理由を重ねても「それはそちらの勝手な理由だ」と理由の力が強いが故に、感情的な言葉で一喝されてしまうだろう。

いくら理由の力が強いといってみても、相手が必要とする理由でなくてはならない。

そのためには相手を理解していく必要がある。

相手を理解するといっても、全ての人に共通する理由「幸せになりたい」という抽象的なものは、人によって概念や解釈が違ってくるため、宗教でしか通じないといえるだろう。

製品やサービスの販売や紹介するため理由の力を使うのならば、より具体的に明確に相手の心を尊重し理解していくことが必要となる。
相手を尊重した時、説得は必要なくなるため、相手が「自分にとって役立つ」と思ってもらえ、実際に役立つものを提示していくだけである。

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