WordPressのテーマとプラグインを簡単に翻訳する方法【初心者向けガイド】
WordPressのテーマやプラグインが自分の国で開発された国産ではなかった場合、使いにくいと感じることもあるかもしれません。そんな時のテーマやプラグインの翻訳方法を解説します。
もっとも簡単な方法
最初にツールやプラグインを翻訳するあたり、ツールやプラグインを使用しないもっとも簡単な方法を提示しておきます。近年、翻訳機能の制度はますます上がってきていますので、これだけでも十分かもしれません。
だとしても、頻繁に使うので翻訳をしておきたい、クライアントに渡すためなどの事情があるかもしれません。当サイトのプラグインの説明の中でも日本語の翻訳ファイルを準備している場合があるので、設置場所が分からないなどあるかもしれません。
そんな時は、こちらをお読みください。
WordPressのテーマやプラグインの翻訳方法ガイド
1. はじめに
WordPressのテーマやプラグインを翻訳することは、多言語サイトの運営やユーザー体験の向上に非常に重要です。このガイドでは、初心者でも簡単に実践できる方法を紹介します。
2. 必要なツール
Poedit
Poeditは、WordPressの翻訳ファイル(.poファイル)を編集するための無料ツールです。公式サイト(https://poedit.net/)からダウンロードしてインストールしてください。
Loco Translateプラグイン
WordPressダッシュボードから直接翻訳を行うための便利なプラグインです。プラグインディレクトリで「Loco Translate」を検索し、インストールして有効化します。
3. Poeditを使った翻訳方法
.poファイルの取得
- テーマまたはプラグインのディレクトリ内にあるlanguagesフォルダを探します。
- その中にある**.poファイル**をコピーしてローカルに保存します。
Poeditで翻訳を開始
- Poeditを開き、.poファイルを読み込みます。
- 翻訳したいテキストを選択し、対応する翻訳を入力します。
- 翻訳が完了したら、.moファイルを生成して保存します。
翻訳ファイルのアップロード
- 完成した**.poファイルと.moファイルを元のlanguages**フォルダにアップロードします。
- サイトをリロードして翻訳が反映されているか確認します。
使用ポイント
最初に自動で翻訳し、その後チェックしながら修正していくという流れです。
4. Loco Translateを使った翻訳方法
プラグインのインストール
- WordPressダッシュボード > プラグイン > 新規追加をクリックします。
- Loco Translateを検索し、インストールして有効化します。
翻訳の開始
翻訳の保存
- 翻訳が完了したら、保存ボタンをクリックします。
- サイトをリロードして翻訳が正しく表示されているか確認します。
ポイント
5. 注意点とベストプラクティス
翻訳ファイルのバックアップ
翻訳ファイルは定期的にバックアップを取ることをおすすめします。更新やカスタマイズによるファイルの上書き防止に役立ちます。
テーマやプラグインのアップデート
テーマやプラグインのアップデートによって翻訳ファイルが初期化されることがあります。アップデート前に翻訳ファイルをバックアップし、必要に応じて再度適用してください。
「.po .mo」翻訳ファイルの置き場所
/wp-content/languages/plugins
locoプラグインをインストールしている場合、こちらでもokです。
/wp-content/languages/loco/plugins
テーマの場合はpluginをthemeに置き換えた場所に設置します。
6. まとめ
WordPressのテーマやプラグインの翻訳は、PoeditやLoco Translateを使用することで簡単に行うことができます。翻訳作業を通じて、多言語サイトの運営をスムーズに進め、ユーザー体験を向上させましょう。この記事が皆様のサイト運営に役立つことを願っています。